椅子に迷う

8月も半ばとなりました。
TwitterがXと名前を改められ、ログインウォールが設置されたりt.coの短縮URLが機能しなくなったり等大規模な変更がどんどん加えられているようです。
このままではアーカイブを残すウェブログの延長としてのTwitterの利用ができなくなってしまうので、いよいよこのサイトの更新を増やしていかないとまずそうな雰囲気になってきました。


先日書いたエルゴヒューマン的椅子のメモの内容につきまして、書いたそばからエルゴヒューマンのモデルチェンジが発表されたり競合となりそうな椅子を見つけたりしたため、少し記事の追記を行いました。

今の椅子が本格的に壊れる前の買い替え先として現実的な方向性としては、数年間で買い替えることを想定しての5万くらいのラインかなという気持ちになっています。
いきなり20万は重すぎるが買い替えなければならないし座って比較も難しい、なら価格が低めの方から徐々にグレードアップしていく方が椅子の経験も増えてよいのかなーと。

Twitterの乱

7月になりましたところで、先日CEO交代などしたらしいTwitterが不穏な感じになっておりますね。

まず6月30日に、Twitterにログインしていない状態では個別ツイートを見ることができない状態となりました。
最近の企業はキャンペーン等の広報をTwitterで行っていたり、公式サイトからも詳細情報はTwitterを参照させるなどしているところが少なくないため、最新情報を得ようとして公式サイトや検索結果からTwitterにアクセスしたら何も見えないという状況が起こりえます。

ログインしないと殆ど中が見えないinstragram等と同じ作りであるとは言えますが、もともとマイクロなウェブログ的なサービスとしてオープンな運用をしてきたプラットフォームがログイン必須のクローズドなものとなってしまえばTwitterの特長は大きく薄れるものと思います。

X社のCTO(最高技術責任者)であるイーロンマスク氏曰く一時的な措置らしいですが、毎度公式からのアナウンスは一切ないので実際のところどうなのかは分かりません。
ツイートの閲覧はログイン必須でも埋め込みツイートは流石に見えるようです。


これだけでも重大な出来事ではあるのですが、さらに7/1日の夜ごろからツイートを見ようとすると「API呼び出しの回数制限を超えました」と表示され、検索はおろかタイムラインの読み込みもほぼ不可能な状況となりました。
ツイートの読み込みができないだけで投稿はできるようで、トレンドは更新されているという妙な状況。気分はラーメン大陸。
どうもWebブラウザからだとツイートを読み込める雰囲気もありますね。

これに関してはスクレイピング対策であり、非認証ユーザーはツイートの読み込みが1日あたり600件までに制限されているとのことですがやはり公式からのアナウンスなし


1日あたり600件というとトレンドを追って検索しているだけですぐ使い切る件数ですね。これではTwitterはほぼ機能しないでしょう。

そもそもTwitterのスクレイピングが大幅に増えた原因として、APIの使用料金が極端に高くなったからではないかとの推測が見られました。
先日Twitter APIの利用プランにスタートアップ向けと位置付けられた「Pro」プランが追加されたのですが、その料金は月5000ドル。日本円で月70万前後は流石に?
それ以外のプランでも告知なしで使える機能が減っているらしく、不信感を覚えるというかTwitterのデータを使わせまいとする意図を感じるところもあります。


これをきっかけにTwitterをまともに利用することが難しくなった時に代わりにどこを使えばいいかと云うと難しい話で、ちょうど代替になりそうなサービスが無いんですよねー。
各種存在する分散型SNS的なものは軒並み検索性がよくない印象なので、幅広くリアルタイムな情報を得る目的には向いていなさそうですし。
やはりマイクロなウェブログという観点で見ればRSSを使った個々人でのサイト運用が一番いいのではないかという感じがあります。歴史のあるゆるい分散型コミュニティ。

Blueskyは数か月前にwaitlistに登録して未だに連絡がありません。どうなる。

(追記あり++)エルゴヒューマン的椅子のメモ

2023/8/16 追記:Ergohumanがフルモデルチェンジしたことと椅子の情報を追記しました。
2023/10/12 追記:2機種を追記しました。
2023/11/12 追記:3機種を追記し一部価格表記を更新しました。

数年前から在宅で作業をしていることが多く、気を抜くと椅子へ座る姿勢が悪くなり明らかに腰によくないなと感じている日々です。

今座っている椅子は購入から5年以上経つと思われるニトリのクエトで、肘掛けのスポンジが割れたり高さ調節ができなくなったりでそろそろ変え時ではないかという雰囲気になっています。
どうやらクエト自体は現在廃盤になっているようで、OC503が後継らしく見た目が同じように見えます。
クエトはコストパフォーマンスのいい印象があるため、OC503も2万円台でみるとかなりいい椅子ではないかと思います。何より店舗数が多くて試座しやすいのがいいですね。

買い替えるなら椅子のグレードを上げようと今狙っているのがエルゴヒューマン。しかしやはり簡単には手を出しづらい価格である上に以前より値上がりをしているということで、今は時期が悪いのでは……?と二の足を踏んでいる状態でもあります。
スタンダードモデルらしいベーシックで16万は流石にうーむ。

(8/23 追記)色々と悩んでいる間にエルゴヒューマンがフルモデルチェンジされてしまっていました。この記事の投稿日が6/16でお知らせが6/29。うーむニアミス。
全モデルに前傾チルト機能が付いたり等グレードアップしているようです。お値段はほぼそのままと見てよさそう?


というところに少し前に一見エルゴヒューマンによく似た椅子が別のメーカーから出ていまして、それがCOFO Chair
機能は十分そうで、値段はプレミアムでも8万円。(相対的に)お安い。ただし予約必須で入手難度は高そう。

レビューを見てもおおむね評価は高そうなのですが、どれも所謂案件のような雰囲気もあるのでそのまま鵜吞みにしていいかは個々人の判断次第というところですか。
それでもコストパフォーマンスが非常に高いことに間違いはなさそうで選択肢としては有力。


そしてさらに、似た感じのメッシュチェア150-SNCM3がサンワダイレクトから出ました。というプレスリリースを昨日見ました。
こちらも見た目はエルゴヒューマンに比較的似ていて、機能盛り沢山で65000円。(相対的に)さらにお安い。

出たばかりのようなのでレビューの類はなく、見た感じは十分そうなのでかなりいいのでは?と思いつつ実物は見てみたいので現段階で何とも難しいところ。サンワサプライなので品質も問題ないでしょう。

続きを読む (追記あり++)エルゴヒューマン的椅子のメモ

ゲームのライト層とかなんとか

Twitterで話題になった内容は覚えているうちに勢いで書いておかないと結局書かないので書いてみるの巻。

下のようなツイートを見かけて、リンクされているnoteもざっと読んでみました。

自分はSplatoon3は発売日近くからちょこちょこ遊んでいるのですが、プレイしているのはほぼナワバリバトルのみでバンカラマッチはしっかりやりこんでいない(A-)現状です。

この記事の趣旨は

仮にユーザーが大きく分けて次の3種類いるとします。
① 上手くなるつもりはほとんどない人(いわゆるエンジョイ勢)
② 上手くなるつもりはあるけど、実力はそこそこの人(ウデマエで言うならXマッチ参加権入手~XP2400ぐらい?)
③ 上手くなるつもりがあって、実力もかなりある人(いわゆるガチ勢)

この中で、②に当てはまる人への待遇が良くないので、そこを改善してあげたほうがいいのではないか、という感じです。

ということの模様。
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NLPポートピア

文章を書きかけのまま放置していたら5月も末になってしまい、完全に時期を逃したの巻。


4月24日にSteamで無償公開されたポートピア連続殺人事件のAIテックプレビューを先日プレイしました。
内容はオリジナルのほぼそのままで、テキストの処理にNLP(自然言語処理)とNLU(自然言語理解)、そして自分は試していませんがSTT(音声認識)を組み合わせた技術の体験ソフトウェアだそうです。そのためカテゴリも「ゲーム」ではなく「ソフトウェア」に分類されていました。
NLG(自然言語生成)についてはヤスがあらぬことを言い出すとか何とかで使われていない模様。

ポートピア連続殺人事件はその犯人が何故か広く知られているミステリーの一つですが、それ以外の内容は実際のところ殆ど知らなかったこともあり今回はノーヒントでプレイしてみることにしました。

ゲームの内容はFC版のコマンド選択式ではなく、昔ながらのテキスト入力アドベンチャー形式ですが、入力した言葉がNLPとNLUで解釈されるため自然言語でヤスに指示を出してもゲームを進めることができるという代物です(実際のところ「え?」と聞き返される率は高め)。
ただ文章の形だと打ち込み量が多くなるため、自分は大体の場面で「調べる 地面」のようなオールドスタイルな入力でゲームを進めていました。

ただNLPであることの弊害か、「聞く 人物A」と「聞く 人物B」と同じ動詞を入力しても人物Bに対しては反応してくれず、「調べる 人物B」だとか「調べる 人物Bについて」みたいに表現を変えないと違う人物に対して同じ質問ができないパターンがあります。同じ動詞に対する解釈の統一感の無さはテキスト入力アドベンチャーとして不便かも。

また背景がビジュアライズされているのに関わらず、ところどころ画面外にあるものを(想像で)指示する必要が出てくるところも引っかかりました。
新しい場所に着いたらとりあえずLookしたい心持ち。

ゲーム内の謎解きは難度が高いものがあるのですが、電話番号を入力するシーンではこちらは自分が間違った推理で番号を入れたのにかかわらず、ヤスが正解の番号を入力したシーンがありました。想定外の回答が通ってしまうのもNLPの難点となりそうです。NLPのおかげで捜査が進んだとも言う。
また最後の段でヤスに指示する内容は一度話を読み飛ばしてしまうと完全にノーヒントになってしまい、たまたまクリアは出来ましたがだいぶ苦戦しました。

ゲームとして見るとゲームオーバーになることはなく、最終的に総当たりに落ち着くあたりは昔から変わらないスタイルですね。

またSteamということで実績システムもあります。そのうちの最難関は「証拠を127個集める」というもの。
自分の初クリア時に集まった証拠は123個で、残り4個は何だ……?と駆けずり回った結果シナリオが進むと取得不可能なものであることが分かり、改めてプレイして127個全てを集めることができました。
2週目以降はNLU VISUALISERをオンにしながらプレイしたことで取り損ねていた行動が分かりましたが、ノーヒントだと詰まりポイントとなりうる行動でした。それは気付かないぞ、と。

全体的に見るとNLPとNLUの特徴と難点が何となく分かる気になるので、技術デモを過去の名作のリメイクという形で作るのは面白いなと思いました。

アカとブルーの録画周り・その後

2019年12月に、exA-Arcadia用のSTGであるアカとブルー Type-Rは動画の撮影・アップロードが厳禁であることを書きました。

しかし、先月2月に行われたJAEPO 2023で展示されている筐体は撮影が可能となっており、タイトル画面の権利表記に「EXA-ARCADIA. ALL RIGHTS RESERVED.」の記述があるようです。

またexA-Arcadiaのツイートでも配信と写真は出荷からOKとなります。とあります。

そのため出荷が始まっている現在はアカとブルー Type-Rの配信と写真の撮影はOKになったとみてよいでしょう。

なおスマートフォン版については従来のままかと思われます。

開発のタノシマスは2021年の頭ごろに活動を休止しており、配信OKのアナウンスはどうなるのかと思っていたら権利が移動する形での変更となったようです。

問題は未だにexA筐体の実物を見たことがないというところなんですけどねー。再販決定で設置店舗が増えているといいのですが。
exAで音楽ゲームとか……NOISZ ARC⌖CODAがありました。一度プレイしておきたいものてはあります。それよりも先にNOISZに触れておくべきか。

Waves、折れる

先日の投稿でWavesが永続ライセンスを無くして全面サブスクリプションに移行すると書きましたが、先ほどサイト上で永続ライセンスを続ける旨の発表がありました。
公式によるツイートは以下。

いやーKVRのフォーラムどころかWaves公式のコミュニティも批難するような内容が大多数のようだったので流石に看過できなかったのでしょうか。
サブスクリプション自体は問題ないとしても、既存のユーザーへの対応が事前・事後ともに大問題だったので致し方なし。

サブスクリプションと並行して従来の永続ライセンスのアップデートと2つ目のライセンス対応を続けるようです。
不評だったWUPというシステムが再び戻ってくることに安堵するという構図になりました。
買い切りとサブスクリプションはそれぞれ違った利点があるので、選択肢が用意されている方が健全でしょう。

しかし以前の形態を戻すということは更新にかかる費用もそのままなんですかねー。下げたらサブスクリプションとのバランス取りが難しいか。

Waves Creative Accessなるもの

3/30 追記:永続ライセンスは続けることになったようです

音楽制作用プラグインメーカーの老舗であるWavesが、今日新しいライセンス形態である「Waves Creative Access」を発表しました。
それまでは各プラグインで買い切りのライセンスと、それらをアップデートできる権利である悪名高いWaves Upate Plan(WUP)2つを主とした料金体系だったものが、買い切りが無くなり完全にサブスクリプションのみの形態に移行したようです。

今までの形態では新規で購入したプラグインのサポートは1年で切れるため、常に最新の状態で使いたいならば毎年WUPを更新する必要があったところ、サブスクリプションであればお得な料金で最新版のプラグインを大量に使える!という感じ。
……なのですが、従来のWUPは期限が切れても最新版が使えなくなるだけであるため、PC環境が変わらない限りは最初に買った時の値段だけで使い続けることができたのですね。
しかもこのメーカーは定価の9割引き以上のセールを高い頻度で行うため、WUPの更新を行わないならば非常にお得。ただしWUPを更新する場合、(無料配布でもらった分を含めて)合計100ドルで買ったプラグインの更新に240ドルかかるようなパターンもあり購入価格よりも維持費の方が高いという現象が起こりがちでした。
曲を作っている最中にPCが壊れてしまったため泣く泣くWUPを更新せざるを得ない、という状況もあり得ますね。

今回の新プランはサブスクリプションのため、購入価格よりも維持費の方が高いような現象はおそらく起こりません。
全てのプラグインが使えるUltimateと、抜粋された110種類以上のプラグインが使えるEssentialのふたつのプランがあり、前者は年250ドルで後者は年150ドルです。毎年WUPを更新している人であれば新機能のStudioVerseも含めてお得……なのかも?
ただWavesは高い頻度で投げ売り価格のセールを行っているメーカーであるため、Ultimateのみに収録されているセール時25$のプラグインひとつだけを使いたいとなった場合も年250$(もしくは月25$)を支払う必要が出てきました。
しかもサブスクリプションである性質上、過去に作った曲のプロジェクトにWaves製プラグインが含まれている場合はサブスクリプション登録状態でないといけないことにもなるため注意が必要です(Waves以外のサービスも同じですが)。
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音楽ゲームWikiの移転まわり

ここ数か月の間で、音楽ゲームの譜面情報等がまとめられたwikiの移転が数件続いているようです。
確認できた中ではチュウニズムが昨年11月上旬にGamerchからwikiwikiへ、オンゲキは11月下旬に同じくGamerchからwikiwikiへ、そして今月頭に太鼓の達人がWikihouseからwikiwikiへの移転が行われている模様。


チュウニズムとオンゲキに関しては、元のwikiのサービス提供元であるGamerchのUIがある時期を境に急激に使いづらくなったことが移転の理由であるようです。
新レイアウトで狭くなった画面を管理人側で広くしようとするとGamerch運営サポートから警告があった(オンゲキwikiコメント)とかなんとか。

またチュウニズムの方は副管理人が移転を進めており管理人は特に触れていない?ことに加え、副管理人がGamerch側のページトップに移転に関する情報を掲載したらGamerchのアカウントを停止された(チュウニズム wikiコメント)話もありちょっとした問題が起こっているようです。
移転告知がサービスの利用を妨害する行為であるというのはそれはそう。


そして太鼓の達人の方はWikihouseと移転先の管理人の間で問題が起こっているようで、移転先の方に現状のまとめが作られています。ただし書かれている表現はある程度割り引いて解釈する必要がありそう。

ざっくりまとめると「wikiの移転を元のサービス提供者であるWikihouseが利用規約を改定しながら拒否している」形ですかねー。

以下お互いの利用規約周りを見てみました。
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サクライグノラムスをプレイしてみる

3月となりました。寒い日もありますが段々と暖かくなってきた感じでしょうか。

FGOやウマ娘等が流行っている中、このところ最近の所謂ソーシャルゲームに対して触れていなかったのでちょうど一昨日出たサクライグノラムスというゲームをリリース日から少しプレイしてみました。

ちょっと前に出たトワツガイと云い、公式サイトを見るだけではどんな内容のゲームなのか殆ど分からない作りが最近の流行りなのでしょうか。
キャラクターと世界観に興味を持ったならばゲーム内容はともかく始めてくれたまえ、という感じなのでしょうかね?


ともあれサクライグノラムスをダウンロードしてみてプレイ開始。

……ゲーム開始直後の導入部分とチュートリアルが終わるまで(音声をスキップせず)1時間20分ほど掛かりました。いやあ長い。
世界観とキャラクターの紹介を兼ねたボイス付きシナリオとはいえ、どんなゲームか少し興味を持ってダウンロードしてみた人にこれだけ長時間のデモを見せるのは流石に厳しい気がしますが果たして。
第三次世界大戦が起きない歴史にするためにフランス革命を起こしに行くという字面はインパクトが強くて好いですね。

ゲーム内容をざっくり書くならば、ウマ娘やパワプロクンポケットのような育成システムで偉人ユニットを育て、育てたユニットで戦うターン性ストラテジーゲームという感じでしょうか。
公式サイトにいる4人は主人公で、召喚されるのは織田信長やモナリザといったおなじみの(?)面々です。このゲームでは主人公はクノイチ、召喚される偉人はサムライと呼ばれるようです。
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