e-AMUSEMENT Participationとやら

E3で発表された新作やリマスターのラインナップが凄いですね、とかニンテンドーダイレクトでF-ZERO無し、とゲーム関連の話題が続いています。

それはさておき先日、近くにあるゲームセンターから音楽ゲームのMÚSECAが撤去されてしまいました。
ロケーションテストからよく遊んでいたゲームなだけに残念な出来事です。

現在のコナミのアーケード用ゲームは、その多くが2010年から始まった「e-AMUSEMENT Participation」という仕組みを採用しています(多分)。
この仕組みについてのプレスリリースは現在リンクが切れていますが、その内容は4gamerの記事から確認できます。もしくはインターネットアーカイブから。
電子マネーのPASELIを使って1プレイの料金を120円等と細かく設定できるようにした上で、プレイされた料金の一部を店舗側からコナミに支払ってもらうという仕組みのようです。
店舗側のメリットは初期投資が安く済むことと、ゲーム機の稼働後も、オンラインアップデートなどにより、新たなゲームモードや登場キャラクター・アイテムなどの追加、ゲーム内イベントの開催など、ユーザーにとって魅力あるコンテンツを継続的に配信すると宣言されていることにある模様。

さてここでe-AMUSEMENT Participationを採用している(と思われる)MUSECAの様子を見てみると、最後の更新は3月9日であり、3か月以上もゲームの更新が行われていません。
しかもこれは新曲やグラフィカが追加された更新ではないため、実質的には最後のイベントは1月11日と言え、5か月間イベントが行われていないことになります。
流石にこれは「ユーザーにとって魅力あるコンテンツを継続的に配信する」という約束を破っていること言わざるを得ず、店舗側が筐体を撤去するに至るのも已む無い状態だったのではないかと考えられます。
定期的な更新が難しいのであれば、コナミ社側にゲームタイトルからe-AMUSEMENT Participationを外してもらいたいものです。


…というような内容を書こうと思っていたところ、なんと今日(6/13)MÚSECAに新曲追加新機能追加のアナウンスがありました。

次回更新のソフトバージョンはPIX:J:B:A:2018061100だそうです。
今までのバージョンPIX:J:A:A:~だったらしく、この変更に大きな意味がありそうだという憶測を見かけました。

なんでも過去にミライダガッキやDanceEVOLUTION ARCADEにて、オンライン稼働が終了しオフライン稼働が可能になるアップデート時にバージョン表記の同じ位置がAからBに変更されたとのこと(BEMANIwiki 2nd情報)。
MÚSECAも同様のアップデートであるとすると、今後ネットワークに繋がないオフラインでの稼働が可能になるということになりますね。

これはつまりMÚSECAが「e-AMUSEMENT Participationから外れた」と言えそうであり、今後の定期的なアップデートが保証されなくなったということでもあります。今更というか何というか。
新機能も追加されるということで、バージョン表記を前向きに解釈するならば、今後もアップデート頻度は低いけど更新は続けるよ、というサインでありましょう。
他の音楽ゲームと比べても独自の要素が多く、思い入れがあるゲームであるだけに、今後の動向を注視していきたいところです。

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