「音ゲー曲が同じに聞こえる」の話

先日、Xでセガ音楽ゲームチーム代表であるコハD氏の以下のポストを見かけました。


おそらくこれは少し前に話題になっていた以下のポストにある「音ゲーコンポーザーが同じような曲しか書かない問題」を受けてのものだと思われます(それ以前にきっかけとなるポストがあったかは不明)。

「音ゲーコンポーザーが同じような曲しか書かない問題」に関しては、音楽ゲームに曲が多数収録されているぺのれり氏のnoteが参考になります。

ざっくりした内容は

  • 違いはつけてるけど聴き手に伝わってないかも
  • 自分の好きな要素を入れていくとどうしても似てくるかも
  • 作曲者の個性の表れだよ
  • 音楽ゲームの高難度曲を作ろうとするとゲームデザインの都合上表現できる幅が狭くなるよ

みたいな雰囲気で(詳しい内容は記事を参照)、
これはだいぶ納得できるかと思います。


ぺのれり氏は作曲者であるのに対して、最初のコハD氏のポストは開発側視点のものとなります。

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グルーヴコースターらしさとは

タイトーの音楽ゲームグルーヴコースターSwitch向けの新作が先日発表され、前作のワイワイパーティーと比べても大きなシステムの変更がることが分かりました。

その中にゲームシステムに関わるかなり大きな変更があるようなので、ここだ初代とアーケードをある程度遊んできた自分が考える「グルーヴコースターらしい要素」をいくつか箇条書きで書いてみました。

  • ジェットコースターのようなダイナミックなカメラワーク
  • ターゲットが流れるレーンがひとつのシンプルな操作
  • 分かりやすいショット音による演奏感
  • ターゲットが見えないアドリブ要素
  • ワイヤーフレーム等による鮮やかな背景演出

自分としてはこんな感じの要素にグルーヴコースターらしさを見ている……のですが、上に挙げた全ての内容はSwitch版の新作もしくはそれ以前のバージョンで薄れていったり無くなる予定だったりしています。
というわけで、上記のそれぞれの要素についての所感をなんとなく書いていきます。

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