セレクタブル制服

先日、トレンドに「ジェンダーレス制服」という言葉が上がっているのを見かけました。
すぐにヒットした朝日新聞の記事を見てみると男女関係なくスカートやスラックスを選択できるトンボ学生服の話でした。

選択肢が用意されているのはいいのですが、実物を写真をみると性差に合わせて形を変えるだけでなく「男子用」と「女子用」で上着の前の合わせが違っているようなのではっきりジェンダーレスと言えるかは怪しいところです。

ここで「男子用スカートは前のホック部分の合わせが右前になるのか?」ということが気になりました。


そこで見てみたのは記事内でも取り上げられているトンボ学生服オンラインショップ

まず女子用ズボンの前が男子用と逆なのかどうかを確認見てみます。……どうやら男子用と同じ右前のようです。

学生服でないブランドもいくつか見てみましたが、ほぼ全てが右前で左前なのはごく稀なようでした。ズボンに関しては男女関係なく右前が主流のよう。
ジャージのジッパーとは違ってここには国による差も無さそうな雰囲気がありますね。
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VSTを作ってみる(有音)

前回無音を鳴らすVSTを作ったことを書きましたが、
その後に無音ではない音を鳴らすVSTiも作っていました。
こちらはパラメータの数がだいぶ増えて、現在はこんな感じになっています。

見る人が見ればこれだけでどんな音が鳴るか把握できるかも知れませんねー。
画像が縦に長いので音のサンプル等は続きに。
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VSTiを作ってみる(無音)

DTMをする上で、エフェクトやシンセとして多くの場合使うことになるVSTを試しに作ってみました。

過去にも(特に公開していない)フィルタやスタッターみたいなものを作ってみたことがあったりしますが、その時の規格が現在では非推奨となっているVST2のものでした。
現在はVST3に切り替わり内部の仕様も大きく変わっているものの、SDKにサンプルが数多く入っているので試作段階までは比較的作りやすいように感じました。

そして作ってみたものがこちら。今まで作ったのはVSTeだったのでVSTiを作ってみるのは初めて。

……音符が置かれている間だけ無音を演奏します。入力音声はサイドチェインで他のトラックから持ってきます。
これだけだと使い所があるのかどうか怪しい感じですね。現時点でも一往は人力サイドチェインコンプレッサー的な使い方ができなくもないやつです。

GUIはまだ全く手をつけておらず面倒そうですが、機能を増やしたりしてある程度形になったら何らかの形で公開したいなと思っている次第です。

AASのクリスマスギフト

物理モデリングな音源やエフェクトを作っているApplied Acoustics Systemsというメーカーがありまして、ここは毎年クリスマスに音源のプリセットパックをひとつ無料で配っているという話です。

自分もここの音源を使っているので、昨年のクリスマスにギフトのメールが来てくれるのかと待っていました。
しかし12月の24日になってもメールは確認できず、迷惑メールフォルダに届いているわけでもなさそうでした。
この件について某所のフォーラムを見てみるとギフトが届いていない人もいるようで、その場合もメールで問い合わせをするとすぐに返答が来たとのこと。アドレスはsupport@~とsales@~のふたつあり、後者の方が返答が速いとかなんとか。

というわけで24日にギフトメールが届いていないという内容のメールを送ってみたのですが、この会社は16日からホリデーシーズンのため長期休暇に入っている模様。年が明けても返答はありませんでした。
ならばということで年明けの休暇も終わった1月7日、再びギフトメールの問い合わせメールを送ってみました。
……が、一週間経っても特に返答はなし。
We also respond to email inquiries within 48 hours.とあるのに返事が無いことは考えにくいので、迷惑メールにも入らずに弾かれている可能性も?

と考えた結果、メールが受信できることが確認できているsupport@~のメールアドレス宛に、念のため営業時間内(0:00~6:00 JST)に再度メールを送信することにしました。このときの日付は1月16日の1時45分ごろ。
翌朝メールを確認すると、8時15分ごろにギフトへのリンクとenjoy!と書かれたメールが無事に届いていたのでありました。1月になってもクリスマスのギフトを送ってくれるんですねー。ありがとうAAS。

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BISTROVERの解禁イベントを発生させない方法

先日、IIDXに関するウェブログの記事がTwitter上で話題になっていました。

beatmaniaIIDXとかいう気持ち悪いゲームの話


大まかには「最近のbeatmaniaIIDXはキャラクターが全面に出てきてスキップできない寸劇が続くので苦痛である」という感じの内容です。
自分もイロドリミドリと新規キャラクターが露骨になりすぎた(のとオンゲキが稼働した)ことをきっかけにチュウニズムのプレイ頻度が大幅に落ちているので、言わんとしていることは分かります。

このうち、製作チームにお願いしたいこととして赤字で書かれている

・隠し曲なんか要らないからせめて気持ち悪い解禁イベントを非表示にさせてくれ。
・キャラボイスもON/OFF機能くれ…

という部分について、プレイヤー側である程度解決する方法があるのでここに書いておきます。
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当たり判定のテスト

今年の正月の休みにLÖVEを使って大量のオブジェクトの当たり判定を行うテストを作ってみました。
やっていることは(検索で上に出てくるところの解説が親切な)四分木での判定です。

850個の丸を動かしてみたのがこれ。

実際に自分で試したことが無かったのと言語の都合上ビット演算が使えなかったりでわりと苦戦しました。
全てのオブジェクト同士で比較を行うと毎フレーム約36万回の判定を行う必要があるところ、四分木判定で大体1/6くらいに回数を減らすことができました。丸の大きさが小さいとさらに判定回数が減ります。
座標の計算等に無駄は多そうですが、今の状態でもそれなりに速くなったので成功と言えそうです。

しかしこの四分木判定だと、画面の中央に丸がある場合は領域を分割できずに全ての丸との判定を行う必要が出てくるので、真ん中に大きいオブジェクトが固定される場合に少し弱そうですね。
それでも十分使えることが分かったので、アクションとかシューティングゲームを作るときには今後取り入れていきたい所存。

2021(寒)

年が明けて2021年になりました。
すでに寒中見舞いの時期になってしまいましたが、まだ正月ということでよろしくお願いします。

今年はとりあえず昨年から作りかけている音楽ゲームのようなものを形にしていきたいところです。

更新頻度については毎度書いているような感もあるけれども、書こうと思っている内容はあるので積極的に更新していきたいですねー。

BSOP 0.7

昨日の更新になりますが、譜面配置ツールBe-Sequence Object Placer(BSOP)をVer.0.7に更新しました。
主な更新点はデータの保存時にエラーがよく発生していた点の修正と、正常に終了しなかったときに復帰できるためのバックアップ機能です。

エラーがよく起こっている時点でツールとしてまともに使うには難しかったBSOPが、今回の更新である程度安定して使うことができるようになりました。……といいですね。前回保存時の状態で復帰するバックアップ機能もちゃんと非常時に動作できるかはしっかり確認できていないので、念を押す場合は手動でも別途バックアップを取っておいた方が吉です。

あとはマウスの左右ドラッグでレーンを左右にスクロールできるようになっています。操作性も(自分用に)ちょっとずつ改善していけたらいいですね。
次の更新では自作のゲームの譜面を作るうえで必須なロングノート周りを実装していきたい予定。

くろがね2020

動きがあるところは二週間ほど前からEalry Birdなセールが行われているところ、今年もブラックフライデーの時期となりました。
11月4周目の金曜日を指すらしいので、明日27日が当日ですね。
ここ数年でゲーム関連から生活用品まで幅広くセールが行われるようになっていますが、以降はDTMのプラグイン関連の話です。

プラグインを買う側としては各社の情報が出揃ってからどれを選ぶか吟味したいところなのですが、メーカーによっては今月頭から一週間ずつそれぞれ違う製品のセールを行ったり、事前セールの方が本番より安い場合かあったりと戦略的な(?)行動を取るところもあり一筋縄では行きません。

安いからという理由だけで買い物をしてしまうと、全く使いこなせないまま終わったり大量のサンプルやプリセットをチェックする時間が幾らあっても足りなくなったりして来年まで触らないことになりそうです。
やはり基本は「本当に必要なものだけ」。……とはいえ、何が必要なのかを把握するのにも経験が必要なのでこれもまた難しい。
ということで、結局は予算の中で自分なりの優先度をつけて選ぶことになるのでした。

とりあえず今気になるのはAASのChromaphone 3。今使っている2がいい感じなので、アップデートが半額のうちに買っておいたほうがよさそう。
他には音もさることながらWavesfactoryは見た目がすっきりしていて好い感じ。
その他もろもろ。

楽器系は使おうと思った時に手持ちに無かったりするので安い時に用意できると後で助かるのですが、それでも頻繁に使うわけでもないので本当に必要なのか迷ってしまいますねー。そして後で後悔するパターンも。

Cubase 11

今月の14にCubaseの新バージョンであるCubase 11が発売されました。

自分は7月にCubase Pro 10から10.5へのアップデートを40%オフの4290円で購入していまして、これを11の発売後にアクティベートすることで無事に11へバージョンアップすることができました。
現在の10.5からPro 11へのアップデートが11000円なので、0.5のバージョンをスルーするのであればだいぶお得になりますね。
発売直後はライセンスサーバーが混雑してCubase11の新規販売自体も一時取りやめになるほどだったようで、無事にサーバーに繋がりバージョンアップできたのは16日になってからのことでした。

正直なところCubase 10の機能自体もそれほど把握できているわけではないので持て余し気味ではありますが、11のサンプラートラックやマルチバンドイメージャー等の新機能はかなり便利そうです。使いこなせるかはさておき。


少し触った限りで大きく目につく変化はピアノロールの間隔。
今までCとFのあたりで鍵盤の幅が広くなっていたところが、全て等間隔になりました。間隔が違っていた理由は分かりませんが、SONARを使っていた身としてはこちらの方がしっくり来ます。

上の画像の左がCubase 10で右がCubase 11。鍵盤の横縁あたりにちょっと加工が入っていますがほぼこんな感じです。
平均律ではないとはいえ、左の方は本当に半音間隔で並んでいるのか少し疑わしくなってしまいますね。

それ以外の機能についても少しずつ触れていくことになるでしょう。恐らく。