VSTを作ってみる(有音)

前回無音を鳴らすVSTを作ったことを書きましたが、
その後に無音ではない音を鳴らすVSTiも作っていました。
こちらはパラメータの数がだいぶ増えて、現在はこんな感じになっています。

見る人が見ればこれだけでどんな音が鳴るか把握できるかも知れませんねー。
画像が縦に長いので音のサンプル等は続きに。
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VSTiを作ってみる(無音)

DTMをする上で、エフェクトやシンセとして多くの場合使うことになるVSTを試しに作ってみました。

過去にも(特に公開していない)フィルタやスタッターみたいなものを作ってみたことがあったりしますが、その時の規格が現在では非推奨となっているVST2のものでした。
現在はVST3に切り替わり内部の仕様も大きく変わっているものの、SDKにサンプルが数多く入っているので試作段階までは比較的作りやすいように感じました。

そして作ってみたものがこちら。今まで作ったのはVSTeだったのでVSTiを作ってみるのは初めて。

……音符が置かれている間だけ無音を演奏します。入力音声はサイドチェインで他のトラックから持ってきます。
これだけだと使い所があるのかどうか怪しい感じですね。現時点でも一往は人力サイドチェインコンプレッサー的な使い方ができなくもないやつです。

GUIはまだ全く手をつけておらず面倒そうですが、機能を増やしたりしてある程度形になったら何らかの形で公開したいなと思っている次第です。

mac版を追加してみるテスト

譜面配置ツールBe-Sequence Object Placerと、公開から時間が経って今更感のあるbroox-lのmac版を公開してみました。

LÖVE製なのでmac版のappファイルも比較的簡単に作れるのですが、macOSはCatalinaから所謂野良Appが全てマルウェアの疑いのあるものとして扱われることになったので、ダウンロードしたAppを開く際はCtrlを押しながら開くなどしないと起動することができません。安全を担保する意味でzipファイルのチェックサム的なものを記載したほうがいいのか知らん。
マルウェア疑惑を晴らすためにはAppleにファイルを送信して公証を受ける必要があり、これのために年99ドル払ってApple Developer Programに登録するのは割に合わないため当分はこのままとします。そもそもLÖVE製のAppで公証を受けられるのかは謎なところ。

macOS配布用のAppファイルを作るにあたって、現在のwikiに記載されている方法ではAppのアイコンを変えることができなくなっていたため、Assets.carを変更する別の対応を行う必要がありました。これについては恐らく後日メモ代わりにまとめておきます。

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