mac版を追加してみるテスト

譜面配置ツールBe-Sequence Object Placerと、公開から時間が経って今更感のあるbroox-lのmac版を公開してみました。

LÖVE製なのでmac版のappファイルも比較的簡単に作れるのですが、macOSはCatalinaから所謂野良Appが全てマルウェアの疑いのあるものとして扱われることになったので、ダウンロードしたAppを開く際はCtrlを押しながら開くなどしないと起動することができません。安全を担保する意味でzipファイルのチェックサム的なものを記載したほうがいいのか知らん。
マルウェア疑惑を晴らすためにはAppleにファイルを送信して公証を受ける必要があり、これのために年99ドル払ってApple Developer Programに登録するのは割に合わないため当分はこのままとします。そもそもLÖVE製のAppで公証を受けられるのかは謎なところ。

macOS配布用のAppファイルを作るにあたって、現在のwikiに記載されている方法ではAppのアイコンを変えることができなくなっていたため、Assets.carを変更する別の対応を行う必要がありました。これについては恐らく後日メモ代わりにまとめておきます。

続きを読む mac版を追加してみるテスト

BSOP 0.7

昨日の更新になりますが、譜面配置ツールBe-Sequence Object Placer(BSOP)をVer.0.7に更新しました。
主な更新点はデータの保存時にエラーがよく発生していた点の修正と、正常に終了しなかったときに復帰できるためのバックアップ機能です。

エラーがよく起こっている時点でツールとしてまともに使うには難しかったBSOPが、今回の更新である程度安定して使うことができるようになりました。……といいですね。前回保存時の状態で復帰するバックアップ機能もちゃんと非常時に動作できるかはしっかり確認できていないので、念を押す場合は手動でも別途バックアップを取っておいた方が吉です。

あとはマウスの左右ドラッグでレーンを左右にスクロールできるようになっています。操作性も(自分用に)ちょっとずつ改善していけたらいいですね。
次の更新では自作のゲームの譜面を作るうえで必須なロングノート周りを実装していきたい予定。

ツール(Be-Sequence Object Placer)公開

本日、新しくBe-Sequence Object Placer(BSOP)というツールを公開しました。
所謂未配置BMSツールから演奏用の譜面データを作るためのツールです。
uBMSCにもある「キーボードからレーンに配置する」機能専用みたいなやつ。

以前に作ったBeMidiSlicerWaveEffectSplit-erを組み合わせて使えばBMSの作成が可能です。使い勝手は……?

略称がBeSOPとBSOPで安定していないのは決めかねているからです。どちらでもいいですか。

もともとは製作中の音楽ゲームの譜面配置用ツールとして作っていたものですが、Twitterで予想以上に反応があったため急ぎ公開してみた次第です。
まだ機能が足りていない部分があるものの、特殊でない7KEYS譜面なら多分問題ないのではないかと。

ロングノートとか14KEYSとかの対応は今後追加していきます。多分。

続きを読む ツール(Be-Sequence Object Placer)公開

ピコピコ

ゴールデンウィークが終わりました。
作りかけのゲームが進まないのも何なので、チップチューン的な曲を作ってワンキーゲームに組み込んでみました。
録画にしてみたのがこれ。

チップチューン的と言いつつあえてリバーブを強くかけてみたりしてますけども。
ゲーム的に曲を数曲作る必要があるので、軽く作った曲でも組み込めると後々便利でもあります。
ブロックを壊した時の音をアルペジオにしてみたのですが、少しタイミングがずれるとリズムがずれることにもなるので難度はちょっと高そう。
1曲あたり1分ちょっとは欲しいので、もう少し曲を伸ばす必要はあるものの使えそうです。

最近はインディーゲーム等でドット絵のゲームをよく見かけることもあり、それに合わせてBGMもピコピコ系のものを聞く機会が増えている気がします。
ドット絵でも加算合成のパーティクルやブラーのエフェクトがかかっていることがあるので、曲の方にエフェクトを多くかけるのもいいよねとテスト的に作ってみたのが先の動画です。
ファミコン風の音色(今回はmagical8bitplug)だと使える音の種類が限られるので、音色で悩む時間が減るという意味で曲作りを進めやすそうな印象がありました。
ただしチップチューンを追求してアルペジオの再現等をしようとすると骨が折れそうなため、あくまで広義の(?)チップチューンであるピコピコ音楽にとどめておくのが得策でしょうか。

落とし合いLダウンロード版

先日ブラウザ用ゲームとして公開した落とし合いLのページの一番下にダウンロード版へのリンクを追加しました。
折角Love2dでの習作なので、Win版とMac版を一緒に作れるよというテストです。…ブラウザ版と同じ内容なのでわざわざダウンロードするまでも無い内容ではありますけれども。

この二つを追加するにあたって大元のLove2dがVer.11.0にバージョンアップされていたので、本体の更新を行いました。更新内容のリストも参照ください。
この更新の中に影響の大きい変更が含まれていまして、その修正に手間を要することになってしまいました。
その変更点とは「Love.exe単体で起動した際の画面がSuperToastでなくなった」…ではなく、「SetColor等で指定する色の値の範囲が0-255から0-1に変更になった」というもの。

一往そのままゲームが動くことは動きますが、大半の色が正常に表示されなくなっているために色として指定している値を全部書き換える必要が出てきました。途中の段階で止まっているワンキーゲームの方も値の書き換えが必要になると考えると少し骨が折れそうです。
その他音声関係の処理も変更が入っているので、旧コードのままだとエラーで止まってしまいました。

また確認はしていませんが、Love2dのバージョンが変わったことでjavascriptへの変換にしようしていたlove.jsが使用できなくなっている可能性があります。まあブラウザで動かせるのはある意味おまけのようなものであると割り切ることもできますけれども。

Luaのコードの軽量化

先日Love2dの習作として作った落とし合いLを更新しました。
更新と言ってもゲーム内容は変わらず、ゲームデータの軽量化を試してみました。

--

Love2dで作ったゲームをlove.jsを使用してブラウザ用に出力すると、luaで書いたコードはそのままdataファイル内に保存されるようです。このファイルには改行やスペースもそのまま残っているようであるため、読み込むためのデータとしては効率が悪いと言えます。
もとのluaで書かれた文を圧縮できれば、ブラウザで遊ぶときにダウンロードするデータ量が減ってちょっとお得になります。また外部の人が見たときに、ぱっと見でソースを読み取りにくくなって無駄の多いコードでもバレにくい(?)という効果もついてきます。

という訣で試してみたのがSquish。コード量を小さくする(minify)ほか、難読化やrequireで呼ばれる複数のファイルを一つにまとめる機能もあるツールです。
実行できるLuaのバージョンはLua5.1版までのようですが、実際にデータ量の削減に成功することができました。素のコードの46065バイトが15799バイトまで減りました。65%減となるとかなりお得感がありますね。

このSquishですが、実際に動作させるまでになかなか苦労させられました。もし動作に引っかかる方がいたらメモ程度に使い方をまとめておこうかと思いますが……さすがに居ませんね。
コード量の削減はブラウザ用以外でももちろん有効です。特にLove2dでWindows用のexeファイルを作るときはデータをZipで圧縮するだけという手軽さなので、圧縮前に難読化をかけておくとデータを解凍されても改造されにくくなりそうですね。あくまでされにくくなるだけですけれども。

またLove2dはLuaJITというLuaを高速で動作させられる何かにも対応しているので、配布ファイルを作る前にこの形式に変換しておくと動作速度とコードの読みにくさがさらにアップしそうです。ただし、Squishと併せて下準備がそれなりに大変なので、Love2d本来の手軽さからは大きく離れた作業になってしまうのが難点と言えます。

なお、love.jsを使ってブラウザ用に作る方法はLuaJITには対応していないようなので注意が必要です。

公開:落とし合いL

Love2dの習作として、ゲームをひとつ公開しました
落とし合いLです。LはLÖVEだったりLuaだったり。

JavascriptへのコンパイラであるEmscriptenを使ったLove.jsを使うとブラウザで動作するものが作れるらしいので、上のリンクはそのテストも兼ねてブラウザ版です。
ブラウザや設定次第で動かない場合もあるかと思いますが、スマートフォンからでも動作するようです(iPhone7で確認)。

こちらが確認した限りでは60FPS結構サクサク動きますね。シンプルなゲームなら十分いけそう。
PCからだとキーボード入力が出来る一方で携帯端末だとタッチ操作をすることになるため、今回みたいなアクション系だと操作感が大きく変わってくるのが難しいところです。
落とし合いLでは指を左右に動かすとその方向に移動、という形にしました。慣れればそこそこいける……?
また操作をシンプルにするため前作にあった方向キー二度押しのダッシュ/急ブレーキコマンドはありません。面倒だったとも言う。

操作性の他にタッチ操作の問題点として、キャンバスの外の部分をタップしてしまうと思わぬ場面で画面が上下にスクロールしたり前のページに戻ろうとしてしまう現象がそこそこ発生しやすいこともあります。PCゲーム(スーパーフックガールとか)でもウィンドウ外をクリックして画面が見えなくなったりすることがありますが、それに近い問題ですね。
シビアなゲームの場合はフォーカスが外れた際にポーズをかけるような処理が必要になりそうです。

今回は画面サイズは640x480(過去の落とし合いの2倍)固定で、携帯端末の場合は画面が横幅一杯に収まるようにHTML側で設定をしています。横縦比が4:3なので、縦長の端末で画面を横向きにすると、横幅が画面に合わされて上下が画面に収まらなくなってしまいます。
横長の画面の場合は縦幅を画面に合わせるような設定にできそうですが未検証です。縦長のSTGならともかく、縦横どちらでもプレイできる画面サイズの場合はしっかり設定する必要がありますね。

続きを読む 公開:落とし合いL

習作と謂えば

前回に書いた通り、Love2dを使ったシンプルなゲームを作っています。
現在の画面がこちら。
落とし合い画面

習作と謂えばこれ。Visual Basic6.0に始まり、過去4回ほど作ってきた「落とし合い」です。…分かる人はほぼ居ないと思いますけれども。
もともとは白い画面に青い丸と赤い丸、そして線一本があるだけのごくシンプルなゲームで、回を追うごとにエフェクトが増えたりしてたものです。今回は背景(単なるスプライト)が追加してみました。
さくっと作ってさくっと公開するつもりのものなので、次の日曜には公開できるといいかなと考えています。

前回となる落とし合いは「落とし合いC」なのですが、どうやら作ったのは10年前になるようで、今のPC環境だとプレイできなくなっている可能性があります。もしかしたらランタイムを用意すれば動作するのかも?
その時はC言語で作ってみようという試みだった気がするので、Love2dで作ってみようという今回のものは正当な続編として扱えそうですね。

Windows10での画面録画

Love2dで試しにゲームを作ってみようとワンキーゲームを作り始めて昨年5月からほぼ進捗なし。
これは身の回りが忙しかったという要因もありますが、それに加えて「曲を用意する」という部分で腰が重かった点が作業の進まない大きな原因であると言えそうです。

しかもPCが壊れて環境が一新されたことで、再度ソフトを入れ直したりするのにも腰が重いというダプルパンチ。少しずつでも調子を戻していこうと、とりあえず新環境で画面をキャプチャすることを試みました。
何でもWindows10では標準でゲーム画面を録画する機能があるとのことで、制作中のものを撮ってみたものがこちら。

続きを読む Windows10での画面録画

ワンキーゲーム続行中の2

先週はゴールデンウィークということで、ゲームの制作もそれなりに進行しています。
先日Twitterに上げた動画はこちら。

一番手前にあるブロックと同じ色のタイミングでキーを押していくゲームです。タイミングは音楽に合わせるとちょうどいいかもしれない、というやつ。
音楽違いで他に複数ステージ作るつもりのため、その曲を準備するのもなかなか手間取っております。効果音も複数種類用意したいところです。
この動画だと「赤・青」で2拍ごとのタイミングとなっていますが、「赤・赤・青・青」で2拍を1拍ごとに分割したり「赤・青・赤・青」と表拍と裏拍に分けたりすることもできます。ゲームバランス的に難しくなりそうなのでそのあたりは追々調整を。
当初はさくっと作って軽く公開するつもりでしたが、やはりというか少しずつ作業量が増えていきますねー。とりあえずの目標は今月中に一通り形にすることでしょうか。

特に大きな用事は無かったのにかかわらず、連休中にゲームをいくつかプレイするという予定については全く実行できずに終わってしまいました。残念。