Twitterの乱

7月になりましたところで、先日CEO交代などしたらしいTwitterが不穏な感じになっておりますね。

まず6月30日に、Twitterにログインしていない状態では個別ツイートを見ることができない状態となりました。
最近の企業はキャンペーン等の広報をTwitterで行っていたり、公式サイトからも詳細情報はTwitterを参照させるなどしているところが少なくないため、最新情報を得ようとして公式サイトや検索結果からTwitterにアクセスしたら何も見えないという状況が起こりえます。

ログインしないと殆ど中が見えないinstragram等と同じ作りであるとは言えますが、もともとマイクロなウェブログ的なサービスとしてオープンな運用をしてきたプラットフォームがログイン必須のクローズドなものとなってしまえばTwitterの特長は大きく薄れるものと思います。

X社のCTO(最高技術責任者)であるイーロンマスク氏曰く一時的な措置らしいですが、毎度公式からのアナウンスは一切ないので実際のところどうなのかは分かりません。
ツイートの閲覧はログイン必須でも埋め込みツイートは流石に見えるようです。


これだけでも重大な出来事ではあるのですが、さらに7/1日の夜ごろからツイートを見ようとすると「API呼び出しの回数制限を超えました」と表示され、検索はおろかタイムラインの読み込みもほぼ不可能な状況となりました。
ツイートの読み込みができないだけで投稿はできるようで、トレンドは更新されているという妙な状況。気分はラーメン大陸。
どうもWebブラウザからだとツイートを読み込める雰囲気もありますね。

これに関してはスクレイピング対策であり、非認証ユーザーはツイートの読み込みが1日あたり600件までに制限されているとのことですがやはり公式からのアナウンスなし


1日あたり600件というとトレンドを追って検索しているだけですぐ使い切る件数ですね。これではTwitterはほぼ機能しないでしょう。

そもそもTwitterのスクレイピングが大幅に増えた原因として、APIの使用料金が極端に高くなったからではないかとの推測が見られました。
先日Twitter APIの利用プランにスタートアップ向けと位置付けられた「Pro」プランが追加されたのですが、その料金は月5000ドル。日本円で月70万前後は流石に?
それ以外のプランでも告知なしで使える機能が減っているらしく、不信感を覚えるというかTwitterのデータを使わせまいとする意図を感じるところもあります。


これをきっかけにTwitterをまともに利用することが難しくなった時に代わりにどこを使えばいいかと云うと難しい話で、ちょうど代替になりそうなサービスが無いんですよねー。
各種存在する分散型SNS的なものは軒並み検索性がよくない印象なので、幅広くリアルタイムな情報を得る目的には向いていなさそうですし。
やはりマイクロなウェブログという観点で見ればRSSを使った個々人でのサイト運用が一番いいのではないかという感じがあります。歴史のあるゆるい分散型コミュニティ。

Blueskyは数か月前にwaitlistに登録して未だに連絡がありません。どうなる。

ゲームのライト層とかなんとか

Twitterで話題になった内容は覚えているうちに勢いで書いておかないと結局書かないので書いてみるの巻。

下のようなツイートを見かけて、リンクされているnoteもざっと読んでみました。

自分はSplatoon3は発売日近くからちょこちょこ遊んでいるのですが、プレイしているのはほぼナワバリバトルのみでバンカラマッチはしっかりやりこんでいない(A-)現状です。

この記事の趣旨は

仮にユーザーが大きく分けて次の3種類いるとします。
① 上手くなるつもりはほとんどない人(いわゆるエンジョイ勢)
② 上手くなるつもりはあるけど、実力はそこそこの人(ウデマエで言うならXマッチ参加権入手~XP2400ぐらい?)
③ 上手くなるつもりがあって、実力もかなりある人(いわゆるガチ勢)

この中で、②に当てはまる人への待遇が良くないので、そこを改善してあげたほうがいいのではないか、という感じです。

ということの模様。
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TwitterのAPIまわりのごたごた

先日、Twitterのサードパーティクライアントの大半が突然使用できなくなるという事象が起こりました。
自分が使っていたEchofonも使えなくなったので、半ば強制的に公式クライアントを使用することとなりました。

数日後に投稿されたTwitter Devのツイートによると、長年運用しているルールによりいくつかのAppsが使用不可能になったとのことで、多くのクライアントはこのルールに違反したものと思われます。

で、具体的にどのルールが破られたのかと云うと不明なようで、利用規約のうち上記アナウンスの翌日に更新された部分に違反しているのではないかという憶測が広まっているようです。
それが事実だとすると「長年運用してきたルール」の運用期間は-1日ということに。これは一体。

規約に追加された部分にはYou will not or attempt to (and will not allow others to)
c) use or access the Licensed Materials to create or attempt to create a substitute or similar service or product to the Twitter Applicationsという文があるようで、公式クライアントに似た機能のものを作るのはダメだそうです。

Twitterの代替物と看做される基準は分かりませんが、例えばツイートの検索/表示専用のものであれば問題なしだったりするんでしょうかねー。

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Wordleとその派生たち

最近SNS上で黄色や緑の四角形の並びをよく見かけますね。
……という内容を書こうと思ったまま一か月近く経過していました。

半月ほど前にニューヨークタイムズが買い取ったらしいWordle(元のURLはpowerlanguage.co.uk/wordle)という単語当てゲームです。Googleで検索するとDoodleも出てきます。
5文字の単語を入力して、「文字と位置が合っているパネルは緑色になり、文字は含むが位置が違うパネルは黄色、単語に含まれない文字は灰色になる」というルールから6回以内の試行で元の単語を当てるというゲームです。

全く知らない単語が答えになることもよくあり、また単語として成立しない文字列は認識しないので、実際に遊んでみると最終的に総当たりに近い状態になることもあります。
知らない単語でも答えにたどり着ける上に、通ると思わなかった単語が通ったりもするのでもじっぴったんのようにちょっとした勉強になるのが面白いところです。
一方で検索してもほぼ情報が出ない単語がヒットして謎が深まることも多々。

このシンプルなゲームがヒットした理由は正解しやすく遊べるのが一日一回までで、日替わりの問題が全世界共通であるというところでしょうねー。一日一回だけだとちょっと物足りないと思えるくらいの手軽さが飽きづらさを生んでいるとかそういう。

そしてこのゲーム、爆発的にヒットしたことにより同じようなシステムを持つ派生版も大量に存在しています。
数が多すぎて全部は無理がありますが、自分で確認したものをいくつか紹介してみます。

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TwitterとJASRAC

現在流行しているCOVID-19の影響で、このところの外出頻度が大幅に落ちています。外に出ないに越したことはないので、この機会にゲーム等の製作が進むことが期待されますね。
しかし実際の進捗は今までと大して変わらない気がする謎。


先日、星野源氏が「うちで踊ろう」という曲の動画をinstagram、後にTwitterで発表して話題になっていました。

伴奏やコーラス、イラストやダンスを重ねてくださいねとある通り、実際に合わせてパフォーマンスをした動画が数多く投稿されているようです。とてもいい取り組みだと思います。

これに関して、先日調べてみたこともあり、コラボしてみた動画の投稿がJASRAC的にはどういう扱いになるのか改めて確認してみました。
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コメント付きリツイートとは

先日、Twitter Japanがこのようなツイートをしていました。

Twitterに引用ツイート機能があることは知っていたのですが、「コメント付きリツイート」という機能があることをこのツイートで知りました。
Web版では以前からこの機能があるようで、試してみたところ確かにツイート入力画面と「Retweet」というボタンが。
実際にコメントをつけてリツイートをしてみたのですが、引用されたツイートの「リツイート数」が増えていることを確認できず。これはただの引用ツイートと変わらないのでは……?

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