TwitterのAPIまわりのごたごた

先日、Twitterのサードパーティクライアントの大半が突然使用できなくなるという事象が起こりました。
自分が使っていたEchofonも使えなくなったので、半ば強制的に公式クライアントを使用することとなりました。

数日後に投稿されたTwitter Devのツイートによると、長年運用しているルールによりいくつかのAppsが使用不可能になったとのことで、多くのクライアントはこのルールに違反したものと思われます。

で、具体的にどのルールが破られたのかと云うと不明なようで、利用規約のうち上記アナウンスの翌日に更新された部分に違反しているのではないかという憶測が広まっているようです。
それが事実だとすると「長年運用してきたルール」の運用期間は-1日ということに。これは一体。

規約に追加された部分にはYou will not or attempt to (and will not allow others to)
c) use or access the Licensed Materials to create or attempt to create a substitute or similar service or product to the Twitter Applicationsという文があるようで、公式クライアントに似た機能のものを作るのはダメだそうです。

Twitterの代替物と看做される基準は分かりませんが、例えばツイートの検索/表示専用のものであれば問題なしだったりするんでしょうかねー。


またこの件とは別にTwitterのアカウントが大量に凍結されているようで、自分は無事でしたが特に身に覚えがないのに凍結されたという事例が大量にあるようです。
大量凍結に関して公式からのアナウンスは特に無いようですが、代わりに凍結の異議申し立てが可能になった旨のツイートが公式から突然ありました。

つまり凍結の理由は置いておいて異議申し立てをすれば復帰できるかも、ということですね。これで申し立てがなければ休眠アカウントと看做すとかそんな感じでしょうか。

また2/9からTwitterのAPIを無料で使えるプランが無くなる、という発表も同2/2に行われています。

(おそらく料金等の)詳細は来週行うとアナウンスされており、場合によっては無料APIを締め出す当日に新プランについての発表がなされる可能性もあります。最短の発表でも移行期間は3日ほどであり対応は難しそうで、現在無料プランで稼働しているツールの大半が2/9から動作しなくなることは間違いなさそうです。

代表的なツールだとTwilogやふせったーなどがサービスを終了する可能性があり、しゅうまい君のようなbotも(価格次第で)終了するため、日本のTwitter利用への打撃はかなり大きなものとなります。趣味で作られたようなサービスも数多くあるはずなので、多くのツールが使えなくなる2/9以降はTwitterは今までとは違った雰囲気になるかも知れません。


Twitterで問題が起こると毎度のようにマストドンへの移行の話が持ち上がります。
しかしマストドンはそもそも分散型SNSなので、インタンスごとに話題やトレンドが分散するという中央集権的なTwitterとは全く違う特徴があります(たぶん)。それぞれのインスタンスは営利的な運営をしているものはほとんどなく(たぶん)、かつTwitterほど強いサーバーはまずありません。
両社は似ているようで違いは多いため、単純なTwitterの代替にはならないということは認識しておく必要があります。特にトゥートの検索性が悪いという部分が個人的にはかなりの痛手。
ちなみに数年前に自分がマストドンのアカウントを作ったインスタンスは無くなりました。情報の保持という面でも弱い部分があるかも知れません?
交流・検索性という点において個人ウェブログ+RSSリーダーが再び主流になる日は……流石にないか。

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