SOUND VOLTEX VIVID WAVE

先日サウンドボルテックスがAC5作目の「SOUND VOLTEX VIVID WAVE」となりました。
大きな変更点が多いので、数回プレイしてみた現在の印象をいい点と悪い点に分けて書いてみます。

前作までの「SOUND VOLTRX IV」のようなナンバリング表記が今作に無いのは、おそらくVIVIDとかけてのものでしょう。


まずはいい点から。

ビビッドな画面
バージョンアップの際に筐体の基板交換か何かが必要なようで、その結果画質が上がりタイトル通りにビビッドな鮮やかさの画面になりました。
ビビッドなUI
メニュー画面等のUIがタイトル通りに鮮やかな色合いになり、現在選択中の項目の視認性が前作までに比べて向上しました。
最初に受けた印象はREFLEC BEAT Groovin’!や初代BeatStreamに近い感じ。
選曲画面もフォルダ選択画面がわかりやすくなったり曲を決定した後に難度を選ぶことが可能になったりと、以前のUIに慣れていると戸惑う部分はあるものの総じて親切になっている印象です。

よく動くネメシスクルー
初期のネメシスクルーがグレイスに設定されており、これがメニュー画面やリザルト画面でやたらよく動きます。キャラクター表示が大きいので、画質が上がったことを実感できる部分でもあります。Live2D的な動きをする関係上、妙に不自然な揺れ方をする部分があるのはご愛嬌。
楽曲演奏中も背景でキャラクターが動いてくれれば「ハロー!サウンドボルテックス」だったのですが、流石にそれはありませんでした。残念。

チュートリアル一新
(記憶が正しければ)前作までのチュートリアルは「画面上部に」説明文を出しながら「画面下部の」判定ラインにノートが流れてくるため上下に視点移動が激しいものだったのですが、今作は画面中央に説明を出しながらレイシスが音声で読み上げ、その後に譜面が流れてくる形となったため非常に親切になりました。直角の説明は後付けでもフィーリングでOK。
ポリシー放棄
「君たちが作る究極の音楽ゲーム」というコンセプトのもと基本的に公募楽曲や同人による楽曲のみが収録されていた本シリーズですが、今作はついに初期収録曲から「シュガーソングとビターステップ」「もってけ!セーラーふく」等のアニメ主題歌をはじめとする所謂版権曲が収録されています。
今までは他機種の曲が移植される際にはPOLICY BREAKイベントを介して解禁する必要があったところ、今作では最初からポリシーを捨て去って新しい取り組みを行おうという意気込みが感じられます。
もともと東方Project楽曲のアレンジ楽曲が少なくないところにアニメ主題歌が入り、さらにBeatStreamっぽいUIとなると……ビートストリームだこれ

続いて悪いというか気になった点というか愚痴的な何か。

オートメーションパラダイス
自分選んだ数曲がゲーム側で自動的にミックスされて一つの楽曲として遊べるという今作の目玉のひとつ。プレイにはLIGHTプレーの2倍のクレジットが必要で、しかも通常は最大3曲のところ「2曲プレーできます」という贅沢なモードです。
さてコインを入れて選曲画面に移動したところ、通常と変わりない画面が表示されました。ここでtsunagiモード(プレイしたことなし)よろしく4曲くらい連続で選べばいいんだな、と曲を決定したところそのまま演奏画面に移動。通常プレイと何ら変わりない演奏をすることになりました。
そのまま2曲目の選択画面になったので、「なるほど一曲目は通常プレイで二曲目がミックスなんだな」と曲を選択したことろ、そのまま演奏画面に移動し以下同文。結局のところこのモードは通常の2倍の料金を払って通常通り2曲プレイするモードだったのでした。これはひどい。
専用フォルダから曲を選ぶのが正解だったようですが、チュートリアルその他が親切な設計なので新モードも親切に誘導してくれるだろうという思い込みが仇になりました。しばらくは怖いのでこのモードは避けようと思います。
ポリシー放棄
「君たちが作る究極の音楽ゲーム」というコンセプトのもと基本的に公募楽曲や同人による楽曲のみが収録されていた本シリーズですが、今作はついに初期収録曲から「シュガーソングとビターステップ」「もってけ!セーラーふく」等のアニメ主題歌をはじめとする所謂版権曲が収録されています。
前作の時点で大分薄れていたとは言え、他の音楽ゲームには無い独自の楽曲群に魅力を感じていた部分は大きいので何となく残念に思います。「究極の音楽ゲーム」として見るならば定番曲が入ることには何の問題もないので、そういうものだと割り切るのがいいですね。
ここで気になるのがポリシーブレイクというイベントが今後どうなるのか。もし続投されるのであれば、当初の「君たちが作る」というポリシーは破壊されてしまっているので「究極」か「音楽ゲーム」のどちらかをブレイクすることになーーそれはそれで面白そうなのでアリ?

とりあえずこんな感じです。
悪い点は完全に無視できる内容であるため、全体的にいいバージョンアップなのではないかと思います。

つまみの判定が厳しくなったのか抜けやすくなった?という疑惑がありますが、恐らく判定が厳しくなったわけではなく、体感上はつまみ操作の判定タイミングが遅めになっただけのような気がします。
前作までの感覚でつまみを早めに操作するとやたらと抜けてしまうので、以前より遅めの操作を意識することが重要だと思われます。

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